第 69 話 2004/08/15 撃破せよ!邪悪なるゾフィスの野望

脚本
大和屋暁
演出
西沢信孝
作画監督
信実節子
美術監督
渡辺佳人

決戦を控え、最後の休息をとる清麿達。眠れないガッシュは一人、屋上で空を見上げていた。ゆっくりと朝日が昇る様を見つめていると、清麿がやって来る。人の心を踏みにじることをなんとも思わない魔物、ゾフィス。「あいつだけは、絶対に許してはいけないのだ」二人は打倒ゾフィスへの決意を確かめ合う。そして出発の朝。ガッシュ達はアポロのいるホテルを後にする。アポロは、パートナーだった魔物の子、ロップスの写真を見つめながら、清麿達の無事を祈るのだった。一方その頃、朝食を取っていたゾフィスとココ。シェリー達を迎える“パーティー”の前に、ガッシュ達を一掃しようと不敵な笑みを浮かべ、ゾフィスは席を立つ。

城の警戒は厳重になっていた。見張りの敵の気を逸らし、うまく内部に侵入することに成功する。無駄な戦いは避け、敵に見つからずになるべく中心部に近付きたいという清麿。細心の注意を払って進もう・・・と清麿がいうその時にお調子者のキャンチョメは敵にあっかんベーをしていた!結局敵に見つかり、戦いながら進むハメに。しかし見事に連携の取れた動きで次々と敵を突破していく一行。目的は月の光を出す石の破壊と、ゾフィスを倒し千年前の魔物とその本の持ち主達を解放する事。そして、必ず全員が生きて戻ること!!!清麿たちは、ゾフィスのいる塔に向けて走り出す!

そして順調に奥へと進んでいくガッシュ達。しかし、あまりに順調に事が運びすぎている…そのことにふと嫌な予感を覚える清麿。一方、ガッシュ達の快進撃の報告を受け苛立つゾフィスは、立ち上がる。彼らに“挨拶”をしようと言うのだ。そして一行は灼熱の溶岩の上に続く、階段の部屋に辿り着く。一つ間違えば奈落の底。しばし戸惑うがここ以外に進む道は無い。階段を進んでいる途中、ガッシュ達の前にゾフィスが姿を現した!「ゾフィス!!!」彼を見、一気に怒りが爆発する清麿とガッシュ!問答無用でザケルガを放つ!!

しかしゾフィスは瞬間移動で消え、ザケルガは壁にヒット。更に呪文を唱えようとする清麿だったがサンビームに制され、ようやく我を取り戻す。ゾフィスに自分達の動きは筒抜けだったと言われ、清麿は青ざめる。ここまでさほど苦労せずに来れたのも、他に仲間がいないかどうかを見極めるため・・・!?「みんな登るんだ、走れ!!!」清麿は叫ぶが、時は既に遅く、階段にゾフィスのラドムが炸裂!彼は言う。「そう・・・ここで居なくなってもらおうと思いましてね」更にラドムが連発され、階段は崩壊を始める・・・!下は溶岩の海。このまま落ちたら助からない・・・絶体絶命のピンチ!!