第 65 話 2004/07/11 メルメルメ~!!ウマゴン電光石火

脚本
まさきひろ
演出
佐々木憲世
作画監督
上野ケン
美術監督
清水哲弘

「まさか…あの人がウマゴンの本の使い手!?」清麿たちのピンチに戻ってきたウマゴン。そして彼と共に現れた男…手には光り輝くウマゴンの魔本がしっかりと握られている。「シュドルク!」男が呪文を唱えるとウマゴンの身体は鎧をまとったような姿に変化!そして目にもとまらぬ高速移動でレイラや清麿たちを救い出す。さらにダルモスをそのスピードで圧倒し、蟻地獄の中に叩き落す。そしてその隙に、ウマゴンの魔本を持つ男が清麿たちの元にやってきた。男の名はカフカ・サンビーム。彼は2週間前、すでにナゾナゾ博士と共にウマゴンと出会っていたのだ。

ナゾナゾ博士の思った通り、ウマゴンの魔本が読めたサンビーム。しかしウマゴンは戦うことを拒んだ。戦いが怖かったのだ…。ボロボロと涙を流すその様子を見、「ウマゴンが自分の意志で戦うかどうかを決めなければ戦えない」とその時は一旦去ったサンビームだったが、彼を信じ、魔本を持ってこの遺跡まで来ていたのだった。とその時、砂に埋もれていたダルモスが再び姿を現した!いつも一人みんなの戦いを…頑張りを見てきたウマゴン。パワーでは劣るも、キャンチョメ・ティオ、そしてガッシュの姿を思い起こし、ダルモスと激しい衝突を繰り返す!

何度弾き飛ばされても果敢に飛び掛るウマゴン。そして、ついに強化されたはずのダルモスの装甲にヒビが!!激怒したダルモスはガンズ・ベギルの術を発動、ウマゴンに雨あられと弾幕が降り注ぐ!その素早さで見事避けきるが、とうとう掴まってしまう。ウマゴンを助けるべく突撃するサンビーム。砂でダルモスに目潰しを浴びせるが、逆にウマゴンもろとも弾き飛ばされる。勝ち誇った顔で突進してくるダルモス。戦いへの恐れと、友達を助けたい思いに葛藤していたウマゴン。しかし、それを乗り越えた戦いへの強い決意は、成長として現れる!「第二の術、ゴウ・シュドルク!!」

新たに角が生えたウマゴンがダルモスに強力な一撃をくらわせ、ダルモスの装甲を易々と打ち砕く!言葉を使わなくてもウマゴンはサンビームの指示を理解し、的確に敵を追いつめていく。この短い戦いの間に二人の心は強く深く結びついていた。背後の隙を突かれ、壁に激しく吹き飛ばされるダルモス。起き上がった時、既に彼の魔本はサンビームの手にあった。ウマゴンもまた「僕がこの魔物をこの本の持ち主から遠ざけるよ」とサンビームに語りかけていたのだ。本を燃やされ、消えていくダルモス。ウマゴンとサンビーム、グルービーな二人の初勝利で戦いの幕は閉じたのだった。メルメルメ~!