第 54 話 2004/04/25 公園ファイト!ガッシュVS清麿!?

脚本
広平 虫
演出
吉沢孝男
作画監督
伊藤智子
美術監督
徳重 賢

タイの南部・密林地帯。そこにはかつて清麿たちに敗れ、逃げ去った魔物・バランシャとパートナー・ガルザが敵の魔物に追い詰められていた。怯えを全く見せない相手の闘い方に戸惑うガルザ達。最強呪文ギガノ・ガドルクで一気にかたをつけようとするが、相手の凄まじく憎しみに満ちた戦闘意欲に圧倒されてしまう。その相手の魔物こそ、ロードによって石版から復活を遂げた千年前の魔物だった。 そしてビョンコ率いる三体の魔物が加勢に加わり、密林に、ガルザ達の悲鳴がこだまする…!ところ変わってその頃、日本では清麿とガッシュが公園で楽しく?電車ごっこをしていた。

電車ごっことはとても言えない、とんでもないスピードで清麿を引きずりまわすガッシュ。清麿がボロボロなのもお構いなしに公園内を大疾走。ガッシュは清麿が久しぶりに丸一日一緒に遊んでくれるのが嬉しくて仕方ないのだった。そんなガッシュを見て「今日は徹底的に遊ぶか!」と清麿は笑顔で言う。ちょうどその時鈴芽とウマゴンもやってきて、今度はみんなでカンケリをして遊ぶ事に。鬼を決めるため早速ジャンケンをするが…ウマゴンはジャンケンが出来なかった。なので他の方法をとるがひづめではクジも引けず、おまけに言葉も通じない。ついにウマゴンがキレる!!

結局ガッシュが最初に鬼役となった。しかしカンケリのルールを理解していないウマゴン。鈴芽も“だるまさんがころんだ”と勘違いしているし、ガッシュはガッシュでたまたま公園にいたワイフや岩島、金山を追いかけ回す始末。 第二ラウンドは清麿が鬼をするが、途中何故かナオミちゃんまで乱入しハチャメチャなカンケリとなってしまった。 お昼の時間になり、清麿のお母さんが作ってくれたお弁当をみんなで食べる。楽しい一日を過せたことを心から喜ぶガッシュ。「こんな幸せがいつまでも続くといいのう…」 その言葉に清麿も穏やかな顔で微笑む。

みんなが帰った後も、清麿とガッシュは二人だけで砂の城を作り始める。友達がいて、一緒に遊んで、笑いあって。 このまま楽しくて幸せな日々が、いつまでも続けばいい… そんな事を思いながら、二人は完成した城を見つめていた。とその時!二人の願いと作り上げた城を一瞬にしてブチ壊したのは空から降ってきたパティ!!彼女はガッシュの魔本を「確実に」燃やしに来たと言う。「降りてらっしゃい!千年前の戦士達よ!」パティのその声に天を仰いだ清麿達の目に映ったのは、上空からゆっくりと飛来する、 三体の魔物の影だった…。