第 16 話 2003/07/27 冷凍庫対決 不死身のロブノス

脚本
大和屋暁
演出
芝田浩樹
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

清麿が学校から帰ってくると、部屋に鈴芽の石像が置いてあった。ガッシュによると石像ははじめ家の前にあったらしく、しかも挑戦状のオマケ付き。「石像の女は預かった。 午後三時までにモチノキ港8番倉庫こい」とある。時計の針は二時五十分をさしていた。急いで駆けつけるガッシュと清麿。中から現われたのは彫刻が趣味な自称不死身の魔物・ロブノスとパートナーのリュック。ガッシュをコケにしにきたというロブノスに清麿は怒りのザケルを唱える!

ロブノスの術は目から出すレーザービーム。ラシルドで跳ね返すガッシュ達。しかしロブノスのビームは壁の反射をも利用出来るものだった。即座に反射角を計算しラシルドを唱える清麿。だが今度は計算の合わない角度からビームが飛んできてガッシュに命中してしまう。予測不能のビー ムが二人を襲う!ガッシュにまたしてもビームが当たる・・・ が、その瞬間を見た清麿はある事に気付く。そして清麿はザケルで倉庫内の荷物を破壊しだす。

とうとうヤケになったかとロブノスは清麿を嘲りビームを チャージする。その時パリン、と清麿達の後方で荷物の残骸が割れる音がした。「ガッシュ!後ろだ!」清麿がジケル ドを唱えると、隠れていたもう一人のロブノスが壁にうちつけになる。ロブノスは分身していたのだ。清麿はガッシュに当たったビームが実は2本だった事からその謎を暴いたのだった。形勢逆転と思いきや、ロブノスは分身と合体する。

合体したロブノスの力は圧倒的だった。清麿は必死に突破口を探し・・・そしてひらめく!コンビプレイから鉄筋をロブノスの頭へ突き刺し、ビームをチャージする瞬間を見計らってザケルで鉄筋を狙う!電撃が加わり頭部は爆発。敵のエネルギーを利用した見事な作戦勝ちだった。鈴芽を返せと清麿が迫ると、彫刻はガッシュ達をおびき出すためのもので実際はさらっていないという・・・呆気にとられている清麿に、ロブノスは「イギリスでガッシュに似た奴を見かけた」と言い残し消えていった。