第 141 話 2006/01/22 燃えろウマゴン 氷結カルディオ 勝利へ走れ!!

脚本
千葉克彦
演出
佐々木憲世
作画監督
清山滋崇
美術監督
清水哲弘

ここはファウード上空、輸送機の中。ナゾナゾ博士とアポロは難しい顔をしていた。清麿たちとの無線連絡が途絶えてすでに二日…。ナゾナゾ博士は新たな戦力との合流で手間取り、アポロもナゾナゾ博士との接触にモタついてしまったからである。ファウードの復活を阻止しなければ…焦る二人。その頃、清麿たちは脳のコントロールルームへと急いでいた。ロデュウたちの相手をするために残ったウォンレイ&リィエンのことも、やはり脳へと向かっているアースたち別働隊のことも心配だが、今は一刻も争う…。6時間以内にコントロールルームにたどり着き、ファウードを魔界に還さなければ…日本は壊滅させられるからだ!!

アースのグループは、リオウの新たな刺客…ファンゴのコンビと、ジュディンのコンビに襲撃されていた!! 受けて立つのは、サンビーム&ウマゴン、サウザー&カルディオの2コンビ。だがこのコンビ、元々はライバルのような関係で、とても共闘できるような間柄ではない。炎の術を使うウマゴン、冷気を操るカルディオ…まさに能力も性格も対照的!! そしてその心配は現実のものに…。何と互いが発した術が、お互いの術を打ち消しあってしまったのである!! しかもファウードのサポートシステムのせいでアースたちが隔離され、アースたち外野が手出しできないよう細工されてしまった!!

戦いの最中なのに、ケンカを始めるサンビームやサウザー。サンビームが共闘を申し入れようとしても、今のサウザーは頭に血が上っていて、とてもではないが協力できる状況にはない!! だがそんな時、アースのパートナーであるエリーが訴えた。ここに来る前、サウザーは弱った自分を助けてくれた…だから、サンビームたちとも協力できるはず!! 自分たちは手出しができないから、サウザーたちが頼りなんだ…と!! エリーの姿に妹を重ねたサウザーは、その瞬間、冷静になった。

素直になったサウザーは、サンビームの言葉を受け入れた。そうだ、互いの長所をうまく組み合わせ、一気に倒すんだ!! その瞬間から2つのコンビは変わった。高温になるまでウマゴンの炎で熱し、カルディオの冷気で一気に冷やす。そうすれば、どんなに硬いものでも破壊できる!! その戦い方で、ジュディンにダメージを与えるサンビームたち。さらにサウザーたちが囮になっている隙にウマゴンが素早く回りこみ、ジュディンのパートナーを捕らえて魔本を燃やした!! その頃、ナゾナゾ博士が連れてきた『彼ら』が、ついにファウードの口の中に飛び込もうとしていた。そのコンビとは…テッドとジード!!