第 136 話 2005/12/11 迫るファウード復活 帰還装置始動 立ちふさがるライバル

脚本
隅沢克之
演出
上田芳裕
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

リィエンやアリシエにかけられた、リオウの呪いを解き、ファウードを魔界に還す!! そんな途方もないことを決断したガッシュたちは、清麿の鋭い洞察力で、一筋の光明を見出していた!! ファウードを魔界に戻す装置があるだろう場所を特定し、呪いを解く方法にアタリをつけたのである。だが、度重なる緊張と戦闘で、もはや清麿たちはボロボロの状態。そこで彼らが睡眠を取る間、モモンたちが彼らを次の目的地まで運ぶことにしたのだった。だが、そんな彼らの前に新たな『敵』が立ちふさがる…!!

ひと組は、以前、清麿とガッシュが対決した『エリー』&『アース』。もうひと組は、サンビームとウマゴンが北海道で遭遇した『サウザー』&『カルディオ』だった!! サウザーとカルディオは、以前の戦いでウマゴンに感じた恐怖を屈辱に感じていて、この再戦は思ってもないチャンス。一方のアースは、パートナーのエリーの姿がなく、不気味なたたずまいを見せている。しかも、仲間を作ることを拒んでいたサウザーが、どうしてアースと一緒なのか…? 疑問は尽きないが、まずはここを突破することが第一だ!!

清麿やエルたちも目を覚まし、いよいよ全面対決の様相を呈する両陣営。だがそれは、リオウにとっては好都合なことだった。何故なら、ガッシュの他にもアースという強力な魔物が登場したことで、ファウード復活がより有利になるからである。一方、サウザーたちと激突する中で、清麿たちは彼らに燃えるような『想い』を感じ取っていた。故郷、家族、そして「アイツ」を救うためにファウードを魔界に還そうとするサウザー。パートナーのエリーに呪いをかけられたにも関わらず、エリーの頼みでファウードを魔界に還そうとするアース…。彼らも覚悟を決めて、この戦いに挑んでいたのである!!

サウザーの願いも、アースの想いも、すべてはガッシュや清麿たちと同じ…。それは、呪われた者を救い、ファウードを魔界に還すこと!! だが、呪いを解く方法を知らないアースは、自分の命を犠牲にしてまでファウードを還そうとするエリーの意志に沿い、助けたいという気持ちを押し殺している…。ならば話は簡単。清麿の明晰な頭脳なら、呪いを解けるからだ!! 「可能性があるなら、それに賭けてみないか?」…清麿の説得は、アースとサウザーを納得させた。そして彼らの案内と、魔界の文字が読めるアースの手伝いもあり、いよいよ清麿たちはファウードの移動装置に取り組む…!!