第 13 話 2003/07/13 対決!ガッシュ対ハイド

脚本
橋本裕志
演出
貝澤幸男
作画監督
浅沼昭弘
美術監督
渡辺佳人

最近、清麿の家の近所では風が吹くと色々なものがなくなってしまうという「怪盗つむじ風」が話題になっていた。テレビの影響ですっかり探偵気取りのガッシュは、早速犯人探しの捜査に乗り出す。そしてガッシュの驚異的な嗅覚と清麿の簡単な推理により暴かれた怪盗つむじ風の正体は、 以前戦った魔物・ハイドとそのパートナー泳太だった。ハイドは風を操る術を持ち、それを使って悪事を働いていたのだ。

ガッシュ達と再び戦うことになった泳太とハイド。だが数々の戦いをくぐり抜けて来た清麿とガッシュは、以前よりもはるかに強くなっていた。その成長ぶりに戸惑うハイ ドは一旦その場から去るが、鈴芽ら清麿の友達を人質に、 ガッシュ達を廃工場へとおびき出す。人質を取られているせいでハイド達に翻弄されるガッシュと清麿。窮地に陥るが、友を、互いを思う清麿たちの強い心が次第にハイド達 を押し始める。

清麿の天才的なひらめきにより一気に形勢逆転、追い詰められた泳太はハイドに逃げようという。強くなりたいとハイドの魔本を手にしたはずの泳太だったが、今の泳太はハイドと出会う前の弱虫のままだった。「本当に忘れちまったんだな、俺と出会った時の気持ちを!」そう言い放ちガッシュ達に一人立ち向かっていくハイドの姿に、泳太は本気で戦うことを決意する。その瞬間、魔本が光り輝き、ハイドの新しい術が発動する・・・!

激しい爆発と共に相殺する風と雷。ハイドの攻撃はガッシュに勝るとも劣らないほどの威力だった。戦いは痛み分けに終わったが、その破壊力に泳太とハイドが手強いライバルになったことを改めて実感する清麿とガッシュ。 一方、泳太とハイドは爆風の中、ガッシュ達を煙に巻くようにして、またどこかへと去っていくのだった。