第 128 話 2005/10/16 キース・ブザライ 死の交響曲 さらばキャンチョメ

脚本
大和屋暁
演出
細田雅弘
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

ファウードに乗り込んだ清麿たちは、そこで待ち受けていた敵対勢力に分散させられていた。しかも清麿・ガッシュ・フォルゴレ・キャンチョメの前には、さっそく刺客の魔手が…。相手は魔物でアクション俳優の「キース」と、そのパートナーで映画監督の「ベルン」。かつて清麿とガッシュを徹底的に打ちのめした魔物「バリー」をライバルとする強敵である。その証拠に、キースはバネのような腕で予測不能な動きをし、アクション映画さながらの超人的な体さばきで早くも清麿たちを追い詰める!!

キースの鋭い一撃を受け、大ダメージを負ってしまうフォルゴレ。それでも根性では負けまいと、キャンチョメが「無敵フォルゴレ」を歌って彼を復活させた。だがその健闘もむなしく、次々と術を見破られ逆襲されてしまうフォルゴレ&キャンチョメ…。巨大化に見せかけようとして見破られ、小さくなってキースの本を燃やそうとするものの失敗…。キースの激しい攻撃に加え、それまで戦いを傍観していたもう一人の魔物「ブザライ」とそのパートナー「カーズ」が守りを固めているため、清麿&ガッシュの攻撃も有効打にはならなかった…。

もはや立っているのも困難なほど、フォルゴレはダメージを負わされていた。そんな中、キャンチョメはキースたちに圧倒されている状況に嫌な感覚を嗅ぎとる。それは…ベルギムEOとの対戦において、ナゾナゾ博士が絶体絶命の危機に晒され、博士を助けようとしたキッドが倒された、あの時と同じ感覚だった。キャンチョメの心を支配するのは、「嫌な感覚」による焦り、倒れたフォルゴレを助けたいという気持ち…。清麿の指示でフォルゴレを安全な場所に運ぶことにするものの、自分がどうにかしなきゃ…という責任感が首をもたげる。

「違う…守るってことは、逃げることなんかじゃない!! 僕がしたかったのは、人に任せて…自分だけが逃げることなんかじゃない!!」…フォルゴレを避難させたキャンチョメは、パートナーの制止を振り切って清麿やガッシュが奮戦する戦場に戻る決心をした。すでにボロボロの状態ながら、何度攻撃を受けても根性で起き上がって敵をかく乱しようとするキャンチョメ。這って戦場に戻ったフォルゴレが、ようやく出現した新たな呪文を唱えるものの、時すでに遅く、キャンチョメはキースの直撃を食らった後だった…!!