第 120 話 2005/08/21 見られてオヨヨヨ~ ときめくモモン ティオ大爆発!

脚本
千葉克彦
演出
佐々木憲世
作画監督
浅沼昭弘
美術監督
渡辺佳人

海外に行くことになった恵が、ハードスケジュールのあまり、ティオを清麿の家に預けて一週間。ガッシュとウマゴンはティオにチャンネルを取られたり、先にフロに入られたりと、いつもの生活パターンを崩されて、やや凹んでいた。そのせいか、ティオに娘のように接する華とは反対に、ガッシュもウマゴンも納得がいかない表情を見せてしまう。特にティオと一緒にフロに入ろうとした時などは、ティオに猛烈に拒否されて小首をかしげるしかない。

かつて魔物のテッドと一緒にフロで遊んだことがあるガッシュたちは、頑なに拒絶する理由が「女の子」であることを理解できない様子…。しかしそんな「違い」に戸惑っていたのは、ガッシュだけではなかった。ティオもまた、ガッシュの無邪気さ加減が理解できずに国際電話で恵に相談していたのである。そうこうしているうちに一週間が過ぎ、いよいよ恵が帰国する日がやって来た。そんな中、清麿とガッシュは、それぞれ奇妙な人物に遭遇することになる。清麿は、川で溺れるウサギ耳をしたサル顔の少年に、ガッシュ・ウマゴン・ティオは人探し中のシスターに…。

川で溺れているウサギ耳の少年を救出したのはいいものの、清麿は彼にズボンを引きずり下されたばかりか、川に突き落とされて激怒した!! 実はウサギ耳の少年は魔物で、清麿に正体を見破られたこと、清麿が魔本を持っていたことで逃げようとしたのである。そしてそのパートナーは、何とガッシュたちが出会ったシスター「エル」のことのようだった…。エルによると、彼女とモモンに戦う意思はなく、むしろ戦いをやめさせるために旅をしているらしい。その途中でモモンとはぐれたとのことだった。

ガッシュやティオの話から、清麿が優しい人物だと聞いて、エルはようやく志しを共にする仲間ができたと喜んだ。何故ならエルらは、戦いを止めさせようにも、今まで一度も魔物に出会ったことがなかったからである。しかし当の清麿は、モモンに受けた仕打ちで怒りが収まらない様子…。第二の被害者であるティオも激怒して、場は混乱の様相を見せ始めた。そんな中、ようやく冷静さを取り戻した清麿は、モモンの能力の秘密に気がつく。彼は、魔物の存在をあらかじめ感知する能力があるのではないか…と。そして帰国した恵も加わり、混乱はさらに複雑化してしまうのだった…!?