第 105 話 2005/05/01 Q襲! Q極変形? わが名はコーラルQ

脚本
隅沢克之
演出
今沢哲男
作画監督
信実節子
美術監督
渡辺佳人

テレビ報道されていた「レスカ山脈の巨大建造物」に、清麿が魔界との関係を疑っていた頃、アメリカ・シカゴでは新たな魔物とそのパートナーが日本行きを決意していた。魔物の名は「コーラルQ」、そしてそのパートナー「グラブ」だ。グラブは清麿と同じくらいの年齢でありながらIQ190を誇る超天才児で、飛び級で名門大学に通う学生である。しかもノーベル章モノのレポートで教授すら凌駕する知力の持ち主だった。だが天才すぎる彼は、自分以外の人間を「カス」と呼び、少しばかり性格に問題があるよう…。

つい最近、清麿&ガッシュに挑戦状を叩きつけたエリー&アースのコンビ同様、何かを調査しようと清麿たちのデータを集め始めるグラブたち。彼らは何も知らずに日常生活を送る清麿とガッシュに近づくと、影からその行動を監視し始めた。一方、清麿たちは謎の熱視線に気付きつつ、しかし「気のせいか」と大して警戒することもなく普段通りの生活を行っていた。特にガッシュは、最近近くに引っ越して来たサンビームにウマゴンが会いたがっているからと、ウマゴンと共にサンビームが働く工場へとやって来てしまう。

もともとサンビームは、まだ車が走っていない国に車を作る技術を伝えようと、日本に留学している身。勤務する自動車工場も、彼にとっては「学ぶための場」であり、とても大切なところだった。しかし長くサンビームと会っていなかったウマゴンは、パートナーの彼と少しでも長く一緒にいたいよう…。そんな時、サンビームが仕事に戻るためにガッシュとウマゴンについた「ブリが空を飛んでいる!」という嘘が、思いがけず現実のものとなってしまう!! 大の魚好きであるガッシュは、その空飛ぶブリを追いかけるが…。

ガッシュが空飛ぶブリに誘き出される姿を目撃した清麿は、いよいよ魔物の存在を確信した。そして誘き出されたガッシュを追い、その先でグラブ&コーラルQに遭遇する。グラブ&コーラルQは細部に渡って洗い出したデータに絶対の自信を持っており、早くも勝利を確信している様子…。最初はややマヌケなキャラクターを晒してしまったグラブたちではあるものの、その自信は本物らしく、ガッシュの術という術を調べ上げたことを告げて勝利宣言までした!!