第 104 話 2005/04/24 ライバルはアイドル 恋の火花 鈴芽の勝利??

脚本
まさきひろ
演出
深澤敏則
作画監督
八島善孝
美術監督
清水哲弘

清麿のもとに届いた一通の手紙…それはサンビームの引越しを伝えるものだった。どうやら清麿の自宅から5分もしない場所に今日移ってくるらしく、清麿・ガッシュ・ウマゴンは引っ越し祝いを買ってから手伝いに向かうことにする。そんな中、母の提案で鈴芽が、そしてガッシュの誘いでティオと恵もやって来ることとなった。しかし手伝いを頼まれたはずの鈴芽は、清麿にデートに誘われたと勘違いして早くも妄想モードに突入…。清純派? それともオトナっぽさ? と、洋服選びからあれこれと期待に胸を膨らませるのだった。

「てっきり高嶺くんとふたりきりとばかり」…ガッシュとウマゴンが一緒にいたことに、ややガッカリの鈴芽。しかもティオとトップアイドルの恵までやって来ると、すっかり混乱状態に陥ってしまう。なぜなら、ティオの存在は知っていたものの、その保護者が憧れの存在である恵だとは思ってもみなかったからだ。しかも恵は、愛する清麿と親しそう…最強のライバル登場にショックを受けてしまう鈴芽。そのせいか、サンビームへの引っ越し祝いを買うという目的を忘れ、デパートでは嘘発見器を探し出して来てしまう…。

ガッシュ・ティオ・ウマゴンがデパートで遊びまわる中、鈴芽は嘘発見器を使って清麿と恵の仲を探ろうとしていた。結果、清麿と恵は「親しい関係」「何度も会っている」ことが発覚。一時は「恵より鈴芽の方を身近に感じる」に喜んだ彼女だったが、恵からの質問で「共通の秘密を持っている」ことが暴かれると、すっかり落ち込んでしまうのだった。結局、鈴芽が嘘発見器の封を開けたためにそれを買わざるを得なくなった一同は、そのままサンビームの新居に向かうことに…。

サンビームの新居では、早速荷物の整理が開始された。しかし鈴芽は依然空回り気味…清麿と同じ荷物を運ぼうとして失敗、ビデオの配線でちょうちょ結びをして失敗、パイプベッドを組み立てようとして失敗…。もはや足手まといでしかなくなった彼女は、和気藹々とする一同の中ですっかり落ち込んでしまう。しかし食事だけはガンバるんだと、見事な包丁さばきを披露した。その健気な様子に、清麿たちも彼女ひとりに食事を任せようと決意。ただそれが裏目に出てしまい、鈴芽の破壊的な味付けを思い知らされることになってしまうのだった…。