母を機械伯爵に殺され、銀河鉄道に乗ろうとする。999号の旅を通じて、限りある生命の尊さを知った彼は、機械化を進める強大な敵に挑んで行く。


鉄郎に銀河鉄道999のパスを与え、ともに旅をする美しい謎の女。実は全宇宙に機械化を進める女王プロメシュームの娘である。だがその志は鉄郎と同じだ。メーテルはギリシャ語で「母」の意。


999号の食堂車のウエイトレス。母親の見栄で、クリスタルガラスの体にされたが、人間の体を買い戻すために働いている。鉄郎を愛する。


ハーロックの親友。機械伯爵を倒すべくヘビーメルダーのガンフロンティア山に住みついている。病に伏した彼は、鉄郎に意志を託し自らはアルカディア号の心となった。


40人の海賊と共に大宇宙を駆けめぐる無法者。しかし自由を重んじ、真の勇者には敬意を払う事を忘れない、男の中の男である。


宇宙をさすらう女海賊。魔性の女と恐れられる彼女は、ただ一人愛した人、大山トチローの姿を今日も追い求める。


999号のただ一人の車掌。職務に忠実で、乗客に失礼の無いように気を配っている。機械化人間になろうか、元の体に戻ろうか、迷いに迷っていた透明人間である。


土星の衛星タイタンに住む、山賊をなりわいとしている男。機械伯爵を憎んでおり、伯爵に親を殺された子供たちを集め養っている。


タイタンの郊外に一人で住んでいる。トチローの母であり、半ば諦めながらも彼の帰りを待っている。鉄郎に手製の帽子とマント、そして戦士の銃を与えた。


機械人間の英雄とされる冷酷残忍な男。移動要塞・時間城に住み、宇宙を渡り歩く。人間狩りを趣味とする。


機械伯爵の女。その時間を操る能力は機械化の課程で身についたものである。普段はヘビーメルダーの酒場で歌っている。彼女の歌は聞く者の涙を誘わずにはおかない。


全宇宙を機械化する野望を燃やすメーテルの母。メーテルやドクター・バン等の生命の尊さを知る多くの同志の犠牲によって、彼女は実体化した分身を破壊された。しかし、惑星プロメシューム地下宮殿の球体の中に再び姿を現す。そして、女王の座をメーテルに継がせて余生を送ろうとしていたが、鉄郎とメーテルによってその野望を打ち砕かれた。


鉄郎のいるパルチザングループのリーダー。鉄郎を息子のように思っていて、機械化兵士に変えられた999号のポイントを、瀕死の体で切替し、鉄郎を救い死んでいった。


クレアに変わって、999号の食堂車に勤める、機械化人間のウエイトレス。彼女がウエイトレスになったのは、メーテルの体を手に入れるためだったが、惑星プロメシュームの大寺院でのエネルギーカプセルの秘密を知り、鉄郎を救うために機械化兵と戦う。999号に残れば鉄郎たちに迷惑がかかると、自らサイレンの魔女に吸い込まれていった。


メーテルの故郷ラーメタル星で機械化人間と戦う、アンドラード星人のパルチザン。ラーメタル星で、機械化兵士に襲われる鉄郎を救い出し、後に機械化人に殺され、惑星プロメシュームの大聖堂で屍として鉄郎に発見された。


女王プロメシュームに仕える謎の機械化騎士。銀河鉄道の管理をし、生捕ったパルチザンを惑星プロメシュームへ運幽霊列車の護衛を勤めていた。テレポーテーションが可能で、一瞬のうちに何処にでも姿を現すことが出来る。その正体は、機械の体を求めて旅立った鉄郎の父で、ハーロックと親友の仲であった。




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