■その1 新人演出助手
■その2 篠突く雨
■その3 千葉の浜辺で
■その4 焼肉弁当
■その5 赤鉛筆

■出没!!アニメチック天国 その1



最近、劇場アニメのスタッフルームに若い子が入って来たと聞いて早速行ってみることにしました。会ってビックリ!!すんごくカワイイじゃないですかぁ〜(??)そんなわけで劇場公開日までの短い期間、この子たちの頑張りっぷりをみなさん応援してあげてくださいね!!

谷 皆さんはじめまして。今年度から東映アニメーションで演出助手として働き始めた谷津地といいます。夏の劇場作品の公開までの間、劇場版『デジモンフロンティア』スタッフルームで体験する悲喜こもごもを作品の魅力とともにお伝え出来たらな、と思ってまーす!わたし(+若干一名)にこんな大役がつとまるかわかりませんが、「新人のくせにっ!」とか言わないで、映画ともども応援よろしくお願いしまーす☆

まずはじめに、私の自己紹介から。練馬区生まれ練馬区育ち。うーっ年齢は言いたくないなぁ…1979年生まれの蠍座です。あと、こんなこと言ったらファンの人に怒られるかもしれないけど、ちょっと泉(デジフロ)似でーす!だから配属されたところがデジふろでラッキー!って感じ♪

近況としては、社会人になったと同時に一人暮らしを始めちゃいました。(お兄ちゃんはすっごく反対したんですけど)でもわたし、今まで全然お料理とかやってなかったから、まだレパートリーが少ないんですよぉ…。休日は大人っぽくお部屋でお香を焚いたりしてます。みんなイヤがるんだけど、わたしは松系とか日本っぽい香りが好みかな。わたしのお部屋がある辺りって夜はすっごい静かなんです。ほんとは鳥とか飼おうかなとか思ったんだけど、忙しいし断念。部屋に帰ってからは寂しいです…くすん。一人暮らし始めてから、ぬいぐるみを買うペ−スがあがっちゃいました。あ、そうそう。今度の劇場版に出てくるキャラがちょーカワイイんです。ぬいぐるみにならないのかなー。期待してて下さいね☆

ちなみに劇場版デジモンフロンティアのスタッフルームはベテラン揃いで、私はナイスミドルな方々に囲まれながらお仕事してます・…(廊下に足音)…あ、ヤな奴がきたわ。一応紹介しとくけど、私と同期の新人で今回の劇場版キン肉マン二世を担当している、河末さんです


「Hi!またなんかミスってないか見に来てあげたわよーん」

「むかッ!!いま夏の劇場作品とわたしの紹介してんのっ、むこういってて!」

「どれどれ…ん?万太郎サマの紹介がないじゃん。どういうコト!?」

「うるさいなぁ耳もとで怒鳴らないでよっ。じゃあ自分で紹介しなさい」

「えと、今回の『劇場版キン肉マン二世/マッスル人参争奪!超人大戦争』は、なんてゆうか、いつもに増してかっこよい超人のお兄さん達がたくさん出てくるんです。あ、そうだ。谷津地さんも満足のおぢさまキャラも出ますよぉ」

「うそっ!きゃーきゃー・・・」

「でも可愛いキャラもいっぱい出てくるし」

「どんなキャラ?」

「え、ミートくんとかさ…」

「ミートくんは毎回出てるじゃないっ!」

「ふふ…他にも隠し玉がいるのよっ。まあそれは劇場の大スクリーンで確かめてちょうだい 」

「くっ…姑息な手をっ…」

「前作のフルCGの東京タワーにビックリしたひとは、そっち方面の見せ場にも期待して下さいねー。あと、今回はいつにも増して万太郎さまがピンチになるシーンが盛り沢山で…」

「あんまりネタバレすると企画の鷲尾さんに怒られるわよ!で、どうなの?あっちの方は?」

「どうなのって??」

「ほら、キン肉マンって若いスタッフ多いじゃない…(妖しい笑い)」

「またそんなことばっか考えてんのね?さっきはおぢさまが好みとかいってたくせして…あ、うちの演出の人はおぢさま且つ、マッチョよ。あんた好みじゃない?」

「マージで?ちょっといってくる。」

「あのコがいない間に自己紹介しちゃいまーす。河末奈緒、昭和54年生まれです。えーと・・・中学校の頃、体育館で幽霊を見たことがあります。あと、このあいだ東京駅のお手洗いで手を洗ってたら蛇口からXXX(ヒント:生き物)が出てきてビックリしました。よろしくねっ」

「こぉぉらっつ!」

「いたたたたた!何よ」

「なに「実録・怖い話」してんのよっ!人がせっかく女の子っぽくまとめたのに台無しじゃない!なにが『よろしくねっ』よ!ところであんたんとこの演出さん、あれはマッチョっていうのかしら?あれならうちの演出の人の方が"マッチョ"ってことになるじゃーん!」

「…?…??」

「う…まさか本気で言ってた?そういえば、最近そっちのスタッフルームうるさいんだけど。そう、みなさん、キンニクまんのスタッフは実技で超人の使う技の研究をしてるみたいなんです。昨日も夕闇が迫った頃、東映アニメの古びた廊下に悲鳴が響いて…」

「何いってんのよ!あれは気合いを入れる声。分かる?りありてーの追求よ!キン肉マン二世に関わる人間として当然よ!あんたたちもそれぐらいしなさいよ!」

「デジモンで実技やったら大変なことになるからっ!あーあ、下品だわ下品。だからあんたモテないのよ。」

「ふふん。最近は格闘技好きなコがもてんのよっ。知らないの?」

「好きだからってホントにやるかいっ!おおこわ!あなたキューティー河末に改名すべきよ。頭の中まで筋肉だもん。ほんとキン肉マンがお似合いだよね?あ、でもキューティーじゃないなあ…えーっと、今度から肉子って呼ばせてもらうからっ。肉子よ、肉子!」

「なにぃ!?あんただって、泉に似てるったって全然じゃない!…あ、そうね、確かに似てるところはあるかもね、ぺちゃパイなところとか…」

「あーっ!!!言ったわね。泉は小学生なのよ、これからっていうのにぃ!ほんと下品!嫌だわー。お味噌だけじゃなくて、顔も万太郎そっくりだよー。よかったねっ」

「くっ…愛しの万太郎サマを…本物の痛みを味わいなさい!マリポーサ版マッスルリベンジャー!」

「きゃー!やめて!痛い!痛い!ってばー!肉子♪肉…あっっ!!もうギブ!」

つづく。




(C)ゆでたまご・本郷あきよし/集英社・東映アニメーション・テレビ東京・サンライズ・名古屋テレビ・「2002年夏 東映アニメフェア」制作委員会